
1957年公開の英・米合作映画。クワイ河マーチが有名な映画。製作会社はコロムビア映画で、監督はデヴィッド・リーン。フランスの小説家ピエール・ブールの『クワイ河の橋(1952年)を原作にリーンらが脚色。第30回アカデミー賞で作品賞を含む7賞を受賞。出演はウィリアム・ホールデン(シアーズ中佐)、アレック・ギネス(ニコルソン大佐)、ジャック・ホーキンス(ウォーデン少佐)、早川雪洲(斉藤大佐)、ジェームズ・ドナルド(軍医クリプトン)、他。
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時代は1943年。舞台はタイとビルマ国境付近の捕虜収容所。
所長の早川雪洲は泰緬鉄道建設に捕虜を動員させ過酷な生活を強いていた。捕虜のウィリアム・ホールデンはアメリカ海軍中佐と名のってはいるが、船が沈められた際に戦死した中佐の制服を借用し、士官なら有利な立場に立てると考えてそのまま士官として捕虜収容所に送り込まれていた。ジュネーブ協定では士官は使役に駆り出されないことになっていたが、この収容所では協定は守られていなかった。
そこへアレック・ギネスが率いるイギリス軍部隊が送り込まれてくる。ウィリアム・ホールデンは脱走を計画していた。アレック・ギネスにそのことを伝えるがアレック・ギネスは国からの命令で降伏したのであり、脱走は国の命令に背くことだと言い聞く耳を持たない。ウィリアム・ホールデンは数人の仲間と脱走し、一人だけインド洋まで逃げることに成功する。
アレック・ギネスはジュネーブ協定を根拠に士官に使役を強いることを拒否し早川雪洲と対立する。早川雪洲はアレック・ギネスと彼の部隊の士官をオーブンと呼ばれる独房へ送り込む。
早川雪洲は焦っていた。橋の建設の進捗が遅れに遅れていたのだ。建設を指揮させていた日本軍士官を更迭し自身が建設の指揮にあたるが、しょせん素人集団、まともな橋が出来るわけもなく建設に携わらせた捕虜の士気も上がらない。橋が計画通りに完成しなければ今度は自分が更迭されることが分かっていた。
早川雪洲はアレック・ギネスを自室に呼びあらためて協力を要請するがアレック・ギネスは首を縦には振らない。逆にアレック・ギネスは早川雪洲に自分の部隊にはインドで橋梁建設をしていた専門家がいる、建設の指揮を自分の士官に取らせれば建設は計画通りに進むだろうと交渉をする。捕虜収容所の中で橋を建設するという目標で日本軍とイギリス軍が対等な立場になっていく。
アレック・ギネスに指揮された部隊は見事に橋を完成させた。アレック・ギネスは高揚していた。自分は見事にやり切ったと。まるでイギリス軍がイギリスのために橋を建設させたように。
そこにウィリアム・ホールデンが先導する特殊部隊が現れる。最初の列車の通過を阻止するため特殊部隊が編成されウィリアム・ホールデンは士官の立場詐称を見逃す代わりに橋までの先導を命令され戻ってきたのだ。
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選んだ食事の場面は二つ。
一つは早川雪洲とアレック・ギネスが対峙する場面
早川雪洲はスコッチとコンビーフの食事でアレック・ギネスをもてなそうとするが、アレック・ギネスは話にのってこない。

もう一つは早川雪洲の部下とアレック・ギネスの部下が対等にテーブルに並ぶ場面
日本軍とイギリス軍の士官が対等な関係で橋の建設を協議する場面。この二つ目の画像だけ見るととても捕虜収容所には見えない。

この二つの対比が面白い。立場が対等になっている。
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実を言うとこの映画なら食事の場面はここだという箇所があって、それは将校が粗末なテーブルに並び肉を手で食べながら「とろけるようだ」と言う場面なのですが、今回映画を見直してみてその場面がありませんでした。その肉はネズミの肉で、とても印象的な場面です。DVD化されたり配信化されたとき場面がカットされることは多々あるので、今回もそれかなと思っていました。
しかしここで放置するのも癪なので調べてみましたが全くヒットしない。
Copilotとこの件で会話したら問いを重ねること4回目で探し出してくれました。最初から"とろけるようだ"というキーワードを入れて話を進めていればもっと早く答えに行きつけたはずでした。
私は似た別の映画と混同して記憶していました。
"ネズミの肉"、"とろけるようだ"が出てくる映画は『キング・ラット』(King Rat, 1965年・アメリカ)でした。
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舞台:第二次世界大戦中のシンガポール、日本軍のチャンギ捕虜収容所
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内容:捕虜たちの過酷な生活と、収容所内で権力を握るアメリカ兵“キング”の物語
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特徴的な描写:ネズミを飼育して食料にするシーンがあり、まさに「ネズミの肉を食べる」描写が登場
この『キング・ラット』という映画、テレビの放映で見たのですが、その記憶が私の頭の中から全く消えていてCopilotと会話していたらじわじわと思い出しました。「戦場にかける橋」にかぶさって記憶されていたようです。記憶というのはいい加減だし、正確だし、面白いものだとつくづく思いました。
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キング・ラットのあらすじ。
1945年、シンガポールのチャンギ捕虜収容所には、イギリス・アメリカ・オーストラリアの兵士たちが収容されていた。極度の飢えと病気が蔓延する中、アメリカ軍伍長キングは、巧妙な取引と人脈を駆使して収容所内で特権的な地位を築いていた。
キングは、ネズミを繁殖させてその肉を売るなど、サバイバルのためには手段を選ばない。彼の行動は、倫理的に問題があるとされながらも、多くの捕虜たちにとっては生き延びるための希望でもあった。
一方、イギリス軍の憲兵司令官グレイ中尉は、キングの不正を暴こうとするが、収容所内の秩序と人間関係に阻まれてしまう。空軍中尉マーロウはキングと友情を築きながらも、彼のやり方に疑問を抱く。
やがて終戦が訪れ、捕虜たちは解放されるが、キングは収容所という特殊な環境でしか生きられなかったことが露呈する――。
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会田雄次の「アーロン収容所」には戦場では全く役に立たなかった兵卒が捕虜収容所で生き生きと活躍しはじめ士官と立場が逆転する話が出てきます。『キング・ラット』と一緒です。「アーロン収容所」の捕虜は日本人ですけど。
会田雄次の「アーロン収容所」はここのblogでも紹介していますので、興味がある方は読んでみてください。

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